そ・遭難しました・・・。 昨日のブログの続きです。弥山(みせん)から元の唐川町側に戻ろうと
下山したのですが、途中、遊歩道とは名ばかりのほぼけもの道、途中、
道がわからなくなり何と降りたのは元の場所とは反対のR431側。
いろいろ聞いて別ルートの遊歩道があるとの事。近くの幼稚園の
子供たちも遠足で半島裏側に行くからと言うので、それならある程度
ルートも整備されていると思い、その遊歩道を使って元の唐川町側に
戻ろうと思いひたすら遊歩道入り口まで歩き再度山道を方向としては
南から北に向け北山山系を縦断するべく山に入りました。この時点で
時間は夕方4時半。もちろん暗くなる前には北側人家の有る所まで
帰るつもりでした・・・。それが少し見込みが甘かったのか頂上に
着いた時点で5時半、周りはどんどん暗くなっていきます。これはちょっと
まずいなと思い、急いで下山したのですが、もう6時の時点で
真っ暗になって道がわかりません。もうこの時点でここで朝まで
動かないようにしようと決めました。でもわかりますか、この時期
(1月初旬)に山の中で一人、(ビバーク)一晩過ごす恐怖を。
第一、もともと帰るつもりだったので軽装でしかありません。で、
寝たら死ぬかもと思ったので、一晩起きている覚悟で臨みました。
ついでに言えば横になると寝てしまうかもと思うし第一、そこらじゅう
濡れているのでそこに横になったら濡れて体温を取られると思い
結局、少し大きな岩の上に一晩中立ちっぱなしでした。火も焚ければ
よいのですが枯葉等も濡れているためたき火も出来ないし、第一
煙草もやめて10年以上経つためライターもありません。
こう言っては何ですが女子供や男性でも精神的にネガティブだと
・・・気が狂うかも。真っ暗な闇の中、火も明かりも無く山の中で
一人でいる恐怖。夜中は近くで野生の猿や、聞いたこともない
動物の声が聞こえてきます。ちなみに携帯はこの辺は圏外、
なので電波を探そうと無駄な検索をしますので、あっという間に
バッテリーは無くなってしまいました。それと一番の恐怖はやはり
天気でした。雨や雪が降ってくると外気温も体温も下がります。
それでも朝が近づき6時前くらいには足元が見えてくるかなと
思ったのですが杉木立の中、なかなか足元が見えません。
結局、動き出したのは朝7時を回ってから。で、無事に歩いて
下山することが出来ました。で、今回の遭難で思った事はやはり
時間はある程度余裕をもって出るようにしなければいけない事。
結局、ビバークした場所から下まで15分くらい掛かりました。
そう、もう30分、家本当に後20分早く降りていれば一晩
こんなつらい目に合わなくてもと思ってしまいます。
で、良かった事はやはり、天気です。本当に何とか天気が朝まで
もってくれたので助かりました。これが夜中に雨や雪が降ってきたらと思うと
・・・ぞっとします。これが本当に一日ずれていたらもしかすると死んで
いたかも。それと服装ですが、一番助かったのは長靴だった事。普通の
運動靴やスニーカーだと川づたいに下りていくため途中渡らなくては
ならないため、水が沁みてきて凍傷になっていたかも。それと以外に
良かったのはネックウォーマーが結構暖かかった事。おそらくこんな経験は
そうそうないとは思いますし、もう二度とごめんです。でもおかげさまで
ケガもなく無事に下山できたのはまあ運も良かったと思わなければ
いけません。それと丈夫に産んで育ててくれた親にも
・・・感謝です。!!
テーマ : 日々のつれづれ
ジャンル : 日記